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もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと (扶桑社文庫) [ 一田憲子 ]
なんだか心がざわつく夜に
「このままでいいのかな」「昔の自分に、なんて声をかけてあげるだろう」
ふとした瞬間にそんなことを考えてしまうのは、きっと私だけじゃないはず。
仕事も家のことも、がんばってる。でもどこか「これでよかったのかな?」と、つい立ち止まってしまう…
そんなときに出会ったのがこの本。
一田憲子さんの『もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと』でした。
あの頃の私に教えてあげたかったこと
著者の一田さんは、文筆家として数々のエッセイを執筆してきた方。
50代になった今、20代の自分にそっと声をかけるような形で綴られたこのエッセイ集には、
「あの頃知ってたら、もっと楽に生きられたかも」と思うような、人生のヒントが詰まっていました。
とはいえ、決して“説教”のような堅苦しさはありません。
まるでカフェでおしゃべりしているような、軽やかであたたかい文章だからこそ、
今の私たちの心に自然としみこんでくるのだと思います。
この本が語ってくれるのは、“がんばりすぎずに、でも丁寧に生きる”ということ。
それはまさに、けんかつライフでも大切にしている「無理のない生活」の考え方と重なります。
心を整える“ことばのセルフケア”
この本を読んで心に残ったのは、「くよくよすることにも意味がある」という一文。
失敗したとき、落ち込んだとき…「早く立ち直らなきゃ」と焦ってしまいがちですが、
くよくよする時間さえ、自分を知る大切な時間なんだと気づかされます。
また、「今の自分にできることを、丁寧にやっていけばいい」という言葉も印象的でした。
若い頃は、「もっと頑張らなきゃ」「何かを成し遂げなきゃ」と肩に力が入っていたけれど、
50代の今だからこそ見えてくる“肩の力を抜く大切さ”があります。
文庫版には、「60代の私から20代の私へ」の特別章も追加されていて、
さらに広い視野で人生を見つめる視点も得られます。
「これまでのすべてを肯定していいんだよ」という“慈しみのまなざし”に包まれる一章です。
ながら時間にうれしいオーディオ版も
実はこの本、Audible(オーディブル)でも配信されています。
ナレーションは声優の山田みほさん。温かくて落ち着いた声が、まるで耳元で語りかけてくれるような心地よさです。
私自身は、洗濯物をたたみながら聴くのが習慣になっています。
活字を読む気力がない日も、耳からそっと癒しの時間が届けられるのが魅力です。

もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと (扶桑社BOOKS文庫)
※オーディブル(Audible)版もあります

「今の自分も、悪くない」と思えるように
『もっと早く言ってよ。』は、50代の自分が歩んできた道のりを振り返りながら、
20代の自分に向けて“優しいエール”を送る一冊。
でも実はそれ、今を生きる私たち自身にも向けられている言葉だと感じます。
読んでみると、どこかでつまずいた日のことも、
「あれがあったからこそ、今の自分がある」と思えるようになります。
それって、とても大事なセルフケアのひとつなのかもしれません。
疲れたとき、ちょっと立ち止まりたくなったときに、ぜひ手に取ってみてください。
本でも、オーディブルでも、きっとあなたの心に寄り添ってくれるはずです。
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もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと (扶桑社BOOKS文庫)
※オーディブル(Audible)版もあります

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